不動産査定は無料がおすすめ?有料との違いと注意すべきポイント

この記事の要約
  • 不動産査定は不動産鑑定士などに依頼するの?
  • 不動産査定には有料のものと無料のものがあるけどどっちにすべき?
  • 無料査定をする際の注意点とおすすめの方法を知りたい

不動産売却を考える際に、まずすべきこととして「不動産査定」があります。

不動産査定とは

不動産を様々な項目で評価し、売却相場を算出することです。

不動産売却をする上で必須ともいえる不動産査定には、「無料」のものと「有料」のものの2種類があります。

そこで今回は、無料査定と有料査定の違いやそれぞれのメリット・デメリット、上手な使い分け方について詳しく解説します。

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管理人

不動産査定は無料でOK?有料査定と何が違う?

不動産査定を有料と無料のどちらで行うか迷う人も多いことでしょう。

そこで、不動産査定の有料と無料の違いについて解説します。

まずは無料査定から!

管理人

無料の不動産査定

一般的に、不動産会社が行う不動産査定は無料です。

不動産会社は「仲介手数料」で利益をあげていますので、そのための営業の一環として不動産査定を無料で行っているのです。

不動産査定=見積もりと考えれば無料でも納得できると思います!

管理人

大輔

たしかにそうだね!

また、個人での不動産売却なら税務署や裁判所に提出する証拠としての査定は必要ありませんので、無料の不動産査定で問題ありません。

有料の不動産査定

「不動産鑑定士」という職業名を聞いたことはありますか?

不動産鑑定士制度は、昭和39年に法律が公布され制度化されました。このような不動産鑑定制度は世界各国に存在し、日本にもアメリカなどの鑑定評価基準を参考にして導入されました。

また、有料の不動産査定には以下の2種類があります

  • 不動産鑑定:不動産鑑定士が不動産鑑定評価基準に則って行う評価
  • 不動産査定:不動産鑑定の簡易版

不動産査定を専門に行う「不動産鑑定士」が査定をすると有料になります。

なお、不動産鑑定士にわざわざ有料で依頼する場合は、以下のように煩雑な事情がある時です。

  • 関連企業間での不動産取引
  • 遺産相続での意見の不一致
  • 賃料、立ち退き等でのもめ事
場合によっては裁判などにに使われることもあるため、専門の鑑定士に有料で依頼するのです!

管理人

それでは、有料と無料の違いについて簡単にまとめます。

有料査定と無料査定の違い
  • 不動産鑑定(有料):不動産鑑定評価基準に則って行う評価
  • 不動産査定(無料):過去の取引実績と市状をもとに算出する評価

不動産査定を無料で行うメリットとデメリット

不動産査定を無料で行うメリットとデメリット

中には、「不動産という大きな金額が動く売買を無料やっても大丈夫?」と不安に思う方もいるでしょう。

そこで、メリットとデメリットを比較することで、無料の不動産査定が安心でオススメできることを解説します。

無料の不動産査定のメリット

無料の不動産査定は、オンライン上で行う「一括査定サービス」というサイトがあり、1000社を超える不動産会社が登録されています。

登録には運営会社の厳しい審査がありますので、信頼性が高いというメリットがあります。

そして、膨大な不動産会社の中から厳選された不動産会社とのマッチングができ、一度に複数社の査定を取ることで比較してより良い不動産会社を見つけることができます

また、複数の査定を一度に受けられるので、物件の相場を把握しやすく実際の売却活動にも役立ちます。

個人の売買であっても、超大手にも地元中堅にも依頼できるのが不動産一括査定の最大のメリットです!

管理人

有料の不動産査定のデメリット

不動産査定をオンラインで行うと、たくさんの不動産会社の査定が取れます。

その額はバラバラで差があるため、「どの不動産会社の査定が妥当なのか判断しづらくなる」というデメリットがあります。

ただし、そのバラつきには不動産会社の意図が見えたりするので、逆にあまりにも高い査定額を付けてくる不動産会社には注意が必要です。

また、地方の場合は不動産一括査定では見つからないこともあります。不動産一括査定サイトがいくら全国対応と謳っていても、すべての地域を網羅している訳ではないということです。

大輔

地方の不動産で一括査定では見つからなかったらどうすればいいの?
その場合は、地元の信頼できる不動産を自分で探す必要があります!

管理人

なお、不動産査定では個人情報を入力するため、「査定だけ」のつもりでも向こうから営業をかけられる可能性があります。

物件が魅力的であればあるほどその確率が高くなりますので、断るべきときはきちんと断りましょう。

査定をお願いしたからといって必ずしも売買契約をしなくてはならないことはないので覚えておきましょう!

管理人

不動産査定を無料で行う場合の注意点

不動産査定を無料で行う際の抑えておきたいポイント

不動産会社に無料の査定を依頼する際に覚えておいてほしい注意点についてご紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう!

管理人

査定額は売却額ではない

ときどき勘違いしている人がいますが、査定額イコール売却額ではありません

無料の不動産査定で算出される査定額は、あくまで「予想価格」であり売却額ではありません。また、査定額で売却することを約束するものでもありません。

これは一般業種の見積もりと大きく違うところかもしれませんね!

管理人

何度も言いますが、不動産会社が無料で行う不動産査定は営業の一環です。

ですから、悪徳業者などは高い査定額を提示して専任媒介契約を取り、ろくに売却活動もしないまま最後に誰でも売れる金額にまで値下げを強要して仲介手数料を受領します。

「値こなし」などが典型的なケースで、売れないという理由でどんどん値下げし、最終的には不動産会社の言い値で売り叩かれてしまいます。

高い査定額を出すことを目標にしない

「高い査定額にこだわらない過ぎない」という点にも注意が必要です。

というのも、不動産売却で大切なことは高く売ることであって、高い査定額を出すことではありません

無料でやってもらえるだけに、ときどき高い査定額を出してくれる不動産会社を探すのに必死になる人がいますが、査定額はあくまで目安です。

査定はほどほどにして早く売却活動に入り、高く売る方法を考えるほうが賢明です!

管理人

しつこい営業電話がかかってくる可能性がある

無料の不動産査定では、しつこい営業電話に備えておくことも重要です。

繰り返しますが、不動産会社は営業活動の一環として無料で不動産査定をしてくれます。ですから、あなたが売却したい不動産が魅力的であればあるほど、営業マンから何度も電話があるでしょう。

そのため、無料の不動産査定を依頼したら、営業電話は覚悟しておかなければなりません

もし、売却するか迷っている場合や相場が知りたいだけの場合は、訪問査定ではなく机上査定をお願いするようにしましょう。

有料不動産査定の使い所

ここでは、有料の不動産査定が行われるケースをご紹介します。

有料の不動産査定が必要な場合をあげると、主に次の3つがあります。

それぞれ詳しく解説していきます!

管理人

関係会社間で不動産の取引をする場合

不動産を関係会社間で取引する際に、鑑定評価書を取得する場合に、不動産鑑定士による有料の不動産査定を依頼することがあります。

【具体例】

例えば、親会社の不動産を子会社に安く売りつけると意図的に法人税を安くすることができます。

しかし、不動産売買による脱税行為は法律では禁止されているので、関係会社間であっても適正価格で売買しなければなりません。

そこで、第三者の専門家による鑑定評価書が必要になってきます。

関係会社間の取引であっても、不動産鑑定評価書に基づく価格で取引をしていれば、適正な価格の取引として税務署も認めてくれます。

遺産相続で揉めた場合

鑑定評価書は裁判資料としても用いられるので、相続の遺産分割で揉めた時にも適正な不動産価格を出すために鑑定評価書を取得する場合があります。

賃料や立退料で揉めた場合

他にも、賃貸料や立退料で揉めた時に、裁判資料として鑑定評価書が必要になる場合もあります。

このように、有料の不動産査定で作成される鑑定評価書は、裁判所や税務署に提出する証拠資料として使えることが無料の不動産査定のものとの大きな違いです。

それでは、有料査定と無料査定の違いを表にして比較してみましょう!

管理人

査定 不動産査定(無料) 不動産鑑定(有料)
査定する人 不動産会社 不動産鑑定士
特徴 査定額の目安 証拠資料として機能
営業目的 査定額より低くなる場合が多い 査定額より高くなる場合が多い
実際の売却価格 実際の価格よりやや高め 実際の価格よりやや低め

おすすめの不動産一括査定サイトをご紹介

不動産を売却する際の鉄則として、最低でも3社には訪問査定を依頼するというものがあります。

このことを念頭に置くと、机上査定は5、6社に依頼したほうが足元を見られずにいいでしょう。

大輔

一度にそんなにたくさんの不動産会社に査定依頼するのは大変だよ…
一括査定サイトの存在を忘れませんか?

管理人

一括査定サイトを活用すると、約1分あれば無料で複数の不動産会社に不動産査定を依頼することができます。

ということで、ここではどの都道府県に不動産を所有していても不動産査定が依頼できる無料の一括査定サイトの中から厳選した3つのサイトをご紹介します。

それぞれ簡単に特徴を説明しますので、一括査定サイトを利用する際に参考にして下さい!

管理人

おすすめ不動産一括査定サイト【イエウール】
不動産一括査定業者イエウール
イエウールの評価
提携業者数 1600社以上
運用期間 4年
対応地域 全国
利用者数 1000万人以上
同時依頼数 最大6社
入力時間 最短60秒

関連記事【イエウールの評判・口コミ】良くない口コミの真相を徹底解説!

おすすめ不動産一括査定サイト【SUUMO(スーモ)】
不動産一括査定業者スーモ
スーモの評価
提携業者数 2800社以上
運用期間 10年以上
対応地域 全国
利用者数 月間1000万人以上
同時依頼数 最大3社
入力時間 最短60秒

関連記事SUUMO(スーモ)の不動産一括査定の評判とやり方!高く売却するコツは?

おすすめ不動産一括査定サイト【リビンマッチ】
不動産一括査定業者リビンマッチ
リビンマッチの評価
提携業者数 約1400社
運用期間 10年以上
対応地域 全国
利用者数 440万人
同時依頼数 6社
入力時間 45秒

関連記事リビンマッチのリアルな評判を他社の不動産一括査定サイトと徹底比較!

まとめ

無料の不動産査定と有料の不動産査定の違いについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?

僻地に不動産がある場合などは、一括査定サイトを使っても不動産会社が見つかりにくい場合もありますが、複数の一括査定サイトを組み合わせれば効率よく不動産会社を探すことができます

本来なら、一社一社に連絡をして査定を依頼しなければならないのを、一括査定サイトを使うと約1分ほどで複数の不動産会社に査定依頼ができてしまうので、とても便利なことは間違いありません。

使った者勝ちとも言えるので、不動産の売却を考えている人は、一度一括査定サイトで不動産査定依頼をしてみてください!

管理人

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